19日、プレミアリーグ第22節リヴァプールvsブレントフォードがリヴァプールホーム、アンフィールドで行われた。
リヴァプールはジョタが怪我で再度離脱。CFにはルイス・ディアスが入るいつもの形。LBは低調なロバートソンに代わりツィミカスが先発。
リーグ戦2試合連続ドロー、シュート本数が得点に結びつかないもどかしさを払拭したい一戦。
リヴァプールは、ガクポ・ディアスが流動的に動きながらチャンスを探し、
ブレントフォードは自陣にブロックを作り、FWウィッサ、エンベウモのスピードを活かしたカウンターを狙っていく。
試合は終始リヴァプールペース。
ボールを支配して、FWルイス・ディアス、MFソボスライが動き回りながらブレントフォードの守備陣のズレを探し、ソボスライやRBアレクサンダー・アーノルドのミドルを交えてゴールを脅かしていくも直近2試合同様中々得点に結びつかない。
ブレントフォードもエンベウモ中心にカウンターでリヴァプールゴールを脅かすも、CBコナテ、GKアリソンを中心にしっかりと対応していく。
前後半合わせてシュート30本以上、コーナーキック10本以上行うも、ブレントフォードの牙城を崩せない。
リーグ戦直近2試合で、シュートを打ち続けても得点に繋がりきらずドローになってしまった空気がどんどんとスタジアムを覆っていく。
そんな空気を移籍の噂も立ち始めた途中出場の2人、FWヌニェス・MFエリオットが流れを変えてみせる。
後半アディショナルタイム、右サイドでボールを受けたアーノルドが後半途中出場のMFエリオットへパスを出すと、ブレントフォードCB、RBの間の裏のポケットへ走り出す。そこに素早くエリオットが合わせるとアーノルドはグラウンダーでクロスを送るもブレントフォードDFがブロック。こぼれ球を再度折り返すと真ん中で待っていた、後半途中出場のFWヌニェスがダイレクトで合わせて、念願の先制点を手にする。
残り時間少ない為、前に出るブレントフォードだったが、1分後、その影響もありリヴァプールがカウンター。
ハーフウェイライン付近でサラーがボールをインターセプトすると、キエーザ、エリオットと繋ぎ、ヌニェスにラストパス。ワンタッチで DFを剥がすと右足で豪快にシュート。
アディショナルタイム2分間でヌニェスの2得点と劇的な展開でブレントフォードを突き放し、試合終了。
リヴァプールは嫌な流れを断ち切る勝負強さを見せ、後に試合を控えるアーセナルにプレッシャーを与えると同時に、スタメン組の疲労が見える中、ベンチ組がスタメン奪取に向けて良いパフォーマンスを見せた指揮の上がる一戦となっただろう。