19日、プレミアリーグ第22節アーセナルvsアストン・ヴィラがアーセナルホーム、エミレーツスタジアムで行われた。アーセナルは通常通り、アストン・ヴィラはLBがルカ・ディーニュに代わりマートセンが先発。直前でリヴァプールが勝利しているだけにアーセナルは何としても勝ち点3が欲しい試合。
スタートから優位に立ったのはホームのアーセナル。
アストン・ヴィラに対して前からしっかりとプレスをはめていき、アストン・ヴィラは前線に飛ばすしかなく、ビルドアップさせずにしっかりとボールを拾って支配していく。
その中でもアーセナルに一瞬の隙。
31分、RBのトーマスのCBに出したスローインにワトキンスが反応。GKラヤも前に出ていたため、そのままループを狙うもバーの上へ。
肝を冷やしたアーセナルであったが35分、左サイドをテンポ良いパス交換で崩すと、WGトロサールが縦に抜けると、左足でクロス。
これに飛び込んだWGマルティネッリが右足で合わせる。GKマルティネスが反応して弾くもゴール方向へ。再度かき出すもゴールのジャッジ。アーセナルは是が非でも欲しいリードを奪い、前半終了。
ハーフタイムでアストン・ヴィラが特に効果が出ていなかったLBのマートセンを替えてディーニュを投入。
しかし、流れはアーセナル。
55分、またしても左サイドで受けたトロサールが縦に仕掛けて半身相手からずれた状態で左足でクロス。このクロスがピンポイントにハヴァーツの元へ渡るとダイレクトで左足を振り追加点。勝ち点3に向けてより大きなリードをアーセナルは奪う。
このままアーセナルが支配して進むかと思われた60分、代わって入ったディーニュが左足で魅せる。
左サイドでフリーでボールが渡るとアーリークロス。これに2列目から飛び出したティーレマンスがダイビングヘッドで合わせて1点を返す。
その直後にはバイタルエリアでこぼれ球を拾ったティーレマンスのシュートは右ポスト。ここから、アストン・ヴィラが息を吹き返し攻撃の勢いが増す。
すると、68分左サイドでワトキンスへのファールで貰ったFKの流れ玉が右サイドのRBキャッシュの下へ。
キックフェイントから左足でクロスを上げると、ファーに走り込んできたワトキンスが合わせて同点。8分間でアストン・ヴィラが試合を振り出しに戻す。
ここからは攻め込むアーセナルとカウンターを狙うアストン・ヴィラの殴り合い状態で試合が白熱していく。
アーセナルはスターリング、アストン・ヴィラはデュラン、バイリーを入れて攻撃の精度を高めていくも、お互い決め手を欠く。試合はそのまま同点でホイッスル。
リヴァプールが直前で勝利していただけに、アーセナルは勝ち点差が6(リヴァプールは1試合未消化)に広がる痛い引き分け。
アストン・ヴィラはCL圏確保に向けて繋がる勝ち点1を手に入れた格好となった。