28日、チャンピオンズリーグ第5節リヴァプールvsレアル・マドリードがリヴァプールホームアンフィールドで行われた。
リヴァプールは代表明けの南米組が先発に復帰。
レアル・マドリードは、レガネス戦で負傷したヴィニシウスの位置にエムバペ、ワントップにギュレルを置き、CBにはCL初出場のラウール・アセンシオが入った。
試合は拮抗しながらもややリヴァプールペース。
4分にはヌニェス、23分にはサラーがチャンスを迎えるもクルトワがセーブ。
レアルもカウンターでの反撃を狙うも今シーズンの課題でもある、エムバペの起用が刺さっていない状況で攻撃の厚みが出ない。
前半はスコアレスドローで折り返すも、52分にゲームが動く。
左サイドでボールを持ったC・ジョーンズが中央にドリブル。マクアリスター、ブラッドリーへと繋ぎながらペナルティエリア内へ侵入。
ブラッドリーからのダイレクトの折り返しをマクアリスターは1タッチからテンポ良く右足を振る。
グラウンダーのシュートはゴールに吸い込まれ、ホームチームが先制に成功した。
直後の54分にはレアルに追い打ちをかけるアクシデント。
負傷者が多い中、カマヴィンガが左ハムストリング辺りを気にして負傷交代となる。
流れを変えたいレアルに59分、絶好のチャンスが訪れる。
リヴァプールボックス内でルーカス・バスケスがロバートソンと接触。右足を踏まれて転倒し主審はPKを宣告する。
キッカーを務めるのはエムバペ。しかし、ゴール右を狙ったシュートはGKケレハーがコースを読み切りストップ。ビッグチャンスを逃してしまう。
すると今度はリヴァプールにチャンスが巡ってくる。
69分にサラーが得意のドリブルで縦に勝負し、ボックス内で倒されPKを獲得。
サラー自らキッカーを務め豪快にシュートを放つが、ゴールの左を狙ったシュートはポストに直撃。
エンバペに続きサラーもPKを失敗。両チームのエースがPKを外す珍しい展開になった。
しかしリヴァプールはサラーのPK失敗の流れを引きずること無く、76分、右CKでキッカーのロバートソンがショートコーナーを選択。リターンを受けるとそのまま高いクロスをゴール前へ。中でフリーになっていたガクポがしっかりと頭で合わせて欲しかった追加点をもぎ取る。
その後もリヴァプールはプレスをかけつつ、カウンターで更なる追加点を狙っていき、
レアル・マドリードはプレスを掻い潜っても攻撃陣の個人技だよりになってしまい攻め手を見つけられない。
最後までリヴァプールペースで試合が進んだままホイッスル。
リヴァプールは宿敵レアル・マドリードを遂に本拠地アンフィールドにて勝利を収めて、唯一の開幕5連勝で首位に立った。
一方のレアル・マドリードはエムバペが得意な左サイドへ入ったものの大きな変化は得られず。好調のヴィニシウスが1ヶ月程離脱なだけに、厳しい状況となった。