プレミアリーグ第3節、リヴァプールは敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。
両チームにとって今季初のビッグ6対決。特にリヴァプールはスロット体制でのビッグゲーム初戦となり、新体制の評価が問われる注目の一戦。リヴァプールは11人のスタメン固定。対してユナイテッドは新加入のDFデ・リフトとFWザークツィーが今季初先発。
試合は前半6分から、リバプールが先に決定機を迎えた。
L・ディアスが仕掛けて深い位置から折り返すとゴール前のサラーが触り、こぼれたボールをDFアレクサンダー・アーノルドが反応。シュートはDFダロトのゴールカバーに阻まれたと思われたが、ゴールラインテクノロジーによってゴール判定が下される。しかし、VARによってL・ディアスの折り返し時点のサラーがオフサイドポジションということでゴールは認められなかった。
それでも前半35分、MFカゼミロのパスを中盤でフラーフェンベルフがインターセプト。そのまま持ち運んで右のサラーへパス。サラーはふわりとクロスを配球。ファーで反応したL・ディアスがヘディングで叩き込んでリヴァプールが先制する。
さらにリバプールは前半43分、プレスバックしたL・ディアスがカゼミロからボールを奪うと、またも右サイドからショートカウンターを展開。サラーがボックス内にパスを送ると、走りこんできたL・ディアスが上手くステップを合わせて右足を振り、ニアポストギリギリを打ち抜いて追加点をゲット。2-0で前半を折り返す。
昨シーズン決定力に課題の残ったL・ディアスは今季3点目で早くも進化の予兆を見せる一方、ユナイテッドは不安視されていたアンカーのカゼミロが2度のロストに絡み失点に繋がり、後半開始には交代する展開となった。
後半もリバプールの勢いは止まらない。11分、敵陣でMFマクアリスターがMFメイヌーからボールを奪い、ソボスライが中央へ持ち運ぶ。ソボスライからのパスを右サイドのサラーが冷静に流し込み決定的となる3点目をゲット。
ユナイテッドは何とか反撃するべくFWザークツィーを中心に何度かチャンスが訪れるもGKアリソンに阻まれそのままタイムアップ。
リヴァプールはスロット新体制がしっかりとプレミアで通用する可能性を示すことが出来る試合となった。
一方のユナイテッドは新戦力を入れるも昨シーズンから続く根本の課題解決には遠そうな結果となってしまった。