先日の衝撃発表から次期監督候補の話題が持ち切りになってきました。
そんな中、先ずは以前SDを務めていたマイケル・エドワーズがCEOに就任。
リヴァプールの躍進のきっかけとなったサラー・ファンダイク・アリソン等を連れてきた優秀なSDがより中心となる役職として復帰が決定。
クロップの退任で全体的に来年度のネガティブなイメージが流れそうな中だったが、明るい未来を期待させてくれるビッグニュースとなった。
エドワーズがCEOになったということで監督人事もエドワーズ主体で選ばれることになる。
その中で挙げられている候補者について可能性を考えていく。
シャビ・アロンソ(現レヴァークーゼン)
ブンデスリーガを無敗で躍進し続けるレヴァークーゼンの監督を務めるシャビ・アロンソ。
リヴァプールOBであり、イスタンブールの奇跡の立役者である。
トップリーグから離れた地でもなかなか成績を残せず苦戦しているジェラードの現状を考えるとリヴァプールファンからも一番監督として戻ってきてほしい人物だろう。
3-4-3を基調とし、前からプレッシングをかけつつ中央に人数をかけて奪う戦術はシティとリヴァプールの中間ともいえる形だ。
ワイドを基調とするクロップとは重視するエリアが多少異なるが攻撃時はWBを使ったワイドな展開も使い、基本的な構造は似ているため選手の順応も速いだろう。
今季加わった3人に加えてカーティス・エリオット、コンバートされつつあるガクポ等中央の人材が増えて、ワイドのコマ不足が少し問題となりつつあるリヴァプールにおいては寧ろプラスになる可能性が高い。
だが、ここまでの躍進により多数のクラブから注目の的であり、特にレヴァークーゼンの躍進で苦汁を飲んでいるバイエルンが候補に挙がっているため、バイエルンのOBであり、今躍進を出来ているブンデスリーガ内でのステップアップはシャビ・アロンソにとって美味しい話のため、バイエルンが第一候補になる可能性が高い。
デ・ゼルビ(現ブライトン)
日本人には馴染み深い、昨シーズン旋風を巻き起こした三苫薫が所属するブライトン監督。
こちらもWBを採用し、シティのようにポゼッションをしながらも、ハイプレスをかいくぐる際は速い縦への展開も行うシャビ・アロンソと似たスタイルであり、ハイプレスも含めリヴァプールには馴染みやすいスタイルの監督だ。
ブライトンでの中心であったマクアリスターがおり、少しずつシティのポゼッション要素も増え、ショートレンジで繋げるメンバーも増えた今のリヴァプールにはマッチする監督であるだろう。
今回CEOに就任するマイケル・エドワーズがSDに任命したヒューズは前所属のボーンマスに彼を招聘しようと考えていた過去もあるため、願わくばシャビ・アロンソを招聘したいが、現実的な目線ではデ・ゼルビを招聘する可能性が一番高いだろう。
勿論、来てくれれば非常に大きな力になることは間違いない。
スティーブン・ジェラード(現アル・イテファク)
シャビ・アロンソ、デ・ゼルビの両名が本命候補で監督候補の話が終わりであるが、実際今回のクロップ退任からのバトンを受け取ることをサポーターからも期待され、誰もが望んでいた監督は間違いなくジェラードだろう。
レンジャーズでリーグ制覇し上々の滑り出しを見せてアストン・ヴィラへ移籍するも失速。
なかなか好転させられないままに、サウジリーグのアルイテファクへと移籍。
そのサウジリーグでも大型補強に見合った成績を残せていない。
1月に長期契約延長をして長らくサウジリーグに残ることが決まったが、サウジリーグでの手腕が良くてもプレミアに復帰できるか雲行きは怪しい。
勿論、ジェラード自身リヴァプールに戻る目標がどこまであるか定かではないが、ファンの一人としてトップリーグ、リヴァプールで活躍する姿を見れることを願っている。