8日にプレミアリーグ第8節の大一番、リヴァプールVSチェルシーがリヴァプール本拠地アンフィールドで行われた。
今期新監督を迎えて好調の波に乗る両者。
戦術家の両監督の軍配はどちらに上がるか。
リヴァプールはインターナショナルウィークの南米組、L・ディアスとマカリスターをベンチに。
代わりにガクポとカーティス・ジョーンズが先発起用された。
一方のチェルシーは右SBのリース・ジェームスが復帰。左SBのククレジャが出場停止のため、ギュストが左に入る。
中盤はカイセドとラヴィアの2ボランチでエンソ・フェルナンデスはベンチスタートとなった。
ゲームは互いの要となる、フラーフェンベルフ、パーマーを抑えるために、ハイプレスから中央を固く閉じた展開。
お互いのゲームメーカーが動きずらい展開のため、両チームサイドを基軸に戦っていく。
そこはサイドアタック主軸のチェルシーがSB→WBと一列高くすることで主導権を握っていく。
チェルシーが前半のペースを握っていくかと思われた中、
28分にリヴァプールはPKを獲得。
サラーが右サイドをカットインして放ったシュートがチェルシーDFに当たり、ボックス内にいたカーティスの元へ。
カーティスが反転しようとしたところにコルウィルの足が接触。
直前にもサラーとのマッチアップでファールの展開があったため、コルウィルは少し軽率なプレーになってしまった。
このPKをサラーが右に冷静に決め、リヴァプールが先制する。
その直後ジョタが負傷交代となり、ヌニェスを投入。
その後はチェルシーが主導権は取るものの、リヴァプールのカウンターに鋭さが増す。
32分にはガクポがクロスから押し込むもオフサイド。
アディショナルタイムには抜け出したカーティス・ジョーンズがGKと接触。レフェリーがPKと判断するもVARにより取り消し。
主導権はチェルシー、決定機を作ったのはリヴァプールといった形で前半は終了。
後半は早速チェルシーが動く。ハーフタイムでサンチョを下げてネトを投入。
すると開始3分でゲームが動く。
カイセドのスルーパスに抜け出したN・ジャクソンがケレハーとの1vs1を冷静に流し込むもオフサイドの判定。
しかしVARによってコナテの足が残っておりオフサイド取り消し。
チェルシーが早速同点に追いつく。
流れが変わるかに思えたその3分後またしてもゲームが動く。
右サイドでボールを受けたサラーに対し、ソボスライが縦に抜け出す。その奥でもカーティス・ジョーンズが2列目から飛び出しており、それを見つけたサラーがボックスへクロス。フリーで抜け出したカーティス・ジョーンズが流し込みチェルシーを突き放すことに成功。
チェルシーはより攻勢を高めるため、リース・ジェームス、ラヴィア、アダラビオヨを下げてエンソ・フェルナンデス、ベイガ、バディアシルを投入。
リヴァプールもガクポを下げてルイス・ディアスを投入。
カウンターの展開になっていく中、より縦の速さを上げるべくチェルシーは76分にマドゥエケに代えてエンクンクを投入。
一方のリヴァプールも逃げ切りを図るべく81分にマクアリスターとゴメスを投入。
逃げ切りを図るリヴァプールの守備をチェルシーは攻略できず。
そのまま2-1でホイッスル。
チェルシーは前線の圧を増やした際の崩し方に課題が残った。
リヴァプールは公式戦7連勝と勝負強さと修正力を見せつけた。