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ライス欠場のノースロンドン。見えた武器の差

プレミアリーグ第4節大注目の一戦、トッテナムvsアーセナルのノースロンドンダービーが開戦。

 トッテナムは前節ニューカッスルに1-2の敗戦。開幕1勝1分け1敗とまずまずのスタート。ホームでのダービーでは先発4人を変更。ビスマ、サール、ドラグシン、オドベールに代わってベンタンクール、ファン・デ・フェン、ソランケ、ブレナン・ジョンソンを起用。
 対するアーセナルは、前節ブライトン戦をライスの退場が影響して、ホームで勝ち点1獲得にとどまってしまった。
この一戦ではサスペンションのライスは勿論のこと、負傷のウーデゴールに加えてカラフィオーリ、ジンチェンコが離脱。その為[4-2-3-1]へ布陣を変更し、トーマス・パーティとジョルジーニョの2CM、2列目は右にサカ、左にマルティネッリ、トップ下トロサール、1トップハヴァ―ツという並び。

 相変わらずノースロンドンダービーらしく激しい攻防がキックオフ直後から展開される。
すると開始5分、早速トッテナムがチャンス。
左サイドでソン・フンミンとソランケのスイッチによる崩しからの折り返しをクルゼフスキがダイレクトシュート。これがニアを捉えるもGKラヤがセーブ。
一方アーセナルも左サイドを起点にチャンスを作っていく。17分、マルティネッリの個人突破からのクロスにハヴァ―ツが合わせるもGKリカーリオが好セーブ。
18分もトロサールとマルティネッリの連携から抜け出したマルティネッリがGKとの1vs1に持ち込むもまたしてもリカーリオがセーブ。
激しいショートカウンターの応戦が続くもスコアレスドローで前半を折り返す。

 後半もホームチームのトッテナムがソランケを起点にチャンスを作っていくが、64分、昨シーズン厳しい試合を何度も救ったアーセナルの武器が炸裂する。
ロングカウンターから得た右CK。キッカーのサカからのクロスをDFロメロのマークを振り切り、スクリーンを交えて空けたスペースに飛び込んだガブリエウがヘディングシュートを叩き込みアーセナルが先制。今期もセットプレーの精度の高さを見せつけた。
 ビハインドを負ったトッテナムは失点直後にベンタンクール、ジョンソンを下げてサール、オドベールを投入。その後もマディソンをヴェルナーと変えて攻撃の厚みを加えていくものの、サリバ・ガブリエウを中心とした守備を崩しきれない。 
 後半終盤はトッテナムが完全に押し込むものの、崩しの形を作れずパワープレーが続き攻撃の精彩を欠き得点を奪えないままホイッスル。

多くの離脱者を抱え、ライスの出場停止もある中、昨季の堅守とセットプレーで勝負強さを示したアーセナルが敵地でのダービーで勝利を収めた。
一方、インテンシティの高さを示したもののアタッキングサードの崩しのパターンに課題の残ったトッテナムはリーグ連敗となった。

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