7/6、ベスト4を賭けた注目の2試合が行われた。
Embed from Getty Imagesスペイン 2-1 ドイツ
ベスト8注目日の1試合目。
いつも通りのスタメンを組んだスペインと、クロースの相方がアンドリッヒからジャンに変わったドイツ。
開始早々この試合のキーポイントとなる出来事が。
7分にクロースのハードタックルによって要であるペドリが負傷退場。代わりにダニ・オルモがピッチに立った。
ハヴァーツを起点にギュンドアン、クロースで形作るドイツと、ニコ・ヤマルの両ウイングを活かすスペイン。
ギュンドアン、ダニ・オルモどちらのトップ下が攻撃に上手く関われるかの一進一退の攻防が続く。
試合が動いたのは51分、ペドリの負傷交代で入ったダニ・オルモが先制点を叩き込む。
するとドイツが前線に高さを加えて猛攻を仕掛ける。
決定機を幾度も作るも決めきれないドイツ。このまま終わるかと思われた89分、幾度となく昨シーズンビハインドを覆してきたレヴァークーゼンの司令塔、ヴィルツがゴール。
ギリギリで振り出しに戻し試合は延長戦へ。
延長後半早々にはククレジャのハンド疑惑が起こるもののノーファール。
このままPK戦に向かうと思われた119分、メリーノがダニ・オルモのクロスに合わせて勝ち越し。
試合はこのまま終了となりスペインが進出、開催国ドイツの引退するクロースとの旅はベスト8で敗退となった。
ペドリ負傷でどうなることかと思われたスペインだったが、10番が1G1Aの大活躍。
ドイツはやはりギュンドアンが居ないと落ちるフィニッシュ精度の課題は解決されないままであった。
ポルトガル 0(3-5)0 フランス
Embed from Getty Imagesベスト8注目のもう1つの試合。
今大会の注目エースであるC・ロナウド、キリアン・エムバペの対決が見どころの試合。
ポルトガルはラファエル・レオン、フランスはエムバぺを起点にゴールを狙っていく。
両エースにはなかなか得点チャンスは生まれず。
代わりにフェルナンデスやコロ・ムアニが決定機を迎えるも両チーム決めきれず。
延長戦終了まで、ポルトガルはルベン・ディアス、ペペ、フランスはカンテ・カマヴィンガを中心とした決死の守備でチャンスを作らせず総力戦のままPK戦へ。
PK戦では、J・フェリックスが外したポルトガルに対して、フランスは全員決めてベスト4進出。
ポルトガルは2試合連続でD・コスタの神セーブを見せることは出来ず。ペペ、C・ロナウドが代表引退を囁かれた大会はベスト8で終わりを迎えた
タレント揃いになったポルトガルではあったが、年々出来ることが減っていくC・ロナウドに合わせて戦術を変えていく、若しくはプレータイムを変える柔軟さが少し足りなかった。
それでもペペを含むベテランの輝き、ロナウドのPK失敗からD・コスタの3連続PKストップ等沢山の感動を貰ったことは間違いない。