EURO2024 特集

【EURO2024】ベスト8、ダークホース集まる2日目。勢いに乗るチームは?

昨日に続きベスト4残り2枠が決まる2試合。
今大会波に乗るスイス・トルコはダークホースとしてベスト4へ進出出来たのか。

Embed from Getty Images

イングランド 1(5-3)1 スイス
メンバーを見れば、昨シーズンを象徴とした、フォーデン・サカ・ライス・ベリンガム・ケインと優勝候補筆頭のチームであるが、蓋を開けてみれば各ポジションのプレーエリアが被りすぎて個の能力でなんとかイングランド。
一方、アカンジ・ジャカ・エンボロを主軸として攻守の組織的バランスが取れているスイス。
予選ではドイツと引き分け、ベスト16では前回王者イタリアを2-0で完封して見せた、今回のダークホースの1か国である。

試合は拮抗して進んでいく。
イングランドはライス・メイヌーを主軸に、右サイドのサカ・フォーデンを主軸に崩していくスタイル。だが、スイスの組織的な守備を前に個でぶつかるイングランド。しかも左サイドはトリッピアーと自由に動くベリンガムのため機能不全。突破口を見いだせない。
一方のスイスも攻撃に転じたいが、イングランドのマンツーに対して個で押されなかなか前に進めない。
後半に入ると徐々にスイスペース。
サカ・ベリンガムのプレスバックが甘くなってきて、スイスのWBの前にスペースが出来始める。
すると75分、左右に振ってイングランドのスライドが間に合わない瞬間にエンドゥイェにクロスを上げ、エンボロが合わせてなんとスイスが先制。
イングランドも急いで三枚替え。特に左サイドをショーとエゼに変え、左サイドの推進力が高まった。
その直後、イングランドは交代によって左のケアに気を取られたスイスの一瞬のスキを突いた。
サカが右からカットインして放たれたシュートはズレたスイスDFの間を縫ってゴールへと吸い込まれた。
同点のまま延長へ突入。
延長戦も両者チャンスシーンは作るものの決まらず。勝負の行方は延長戦に委ねられた。
PK戦は1本目のアカンジが止められ、その後は両者決め続け、5-3でイングランドがベスト4へ進出。

Embed from Getty Images

オランダ 2-1 トルコ
2戦目はダークホース2チーム目トルコ。
ギュレル・ユルマズの前線コンビが猛威を振るっているチーム。
前半からオランダはガクポ・シモンズ、トルコはギュレル・ユルマズを中心にお互いの主軸がカウンターでゴールを狙っていく。
すると35分トルコは得意な形で得点を奪う。
ギュレルからのクロスをアカイドゥンが頭で合わせてリードを奪う。ベスト16でも見せた、ギュレルからのクロスの形は堅いオランダの守備陣も崩した。
そのままトルコリードで前半を終え、後半へ。
後半はオランダがボールを持ち、トルコは引いてカウンター体制の展開。
だがデミラルを欠いたトルコはジリジリと押し込まれ、70分、デパイのセンタリングにデフライが頭で合わせてオランダが追いつく。
守備の時間が長く、攻めに活力が見いだせないトルコはオランダの猛攻に防戦一方。
すると76分にはダンフリースのクロスにガクポがギリギリで合わせに行くとトルコDFはクリアしきれずオウンゴールでオランダが逆転。
その後トルコは攻めに転じるも、凌ぐ時間の長かったトルコに猛攻を仕掛けるだけの策とエネルギーは残っていなかった。
そのままホイッスルが吹かれオランダの逆転勝利でベスト4のチームが出揃った。
ダークホースはここで姿を消すことに。

-EURO2024, 特集
-, , , , , ,

© 2024 YNWA FA(フットボールアソシエーション)