10日、プレミアリーグ第28節マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルの試合が、ユナイテッドホーム、オールド・トラッフォードで行われた。
前線が怪我で不在の影響により、得点力不足に陥っていたが、先日のCLでは7得点を挙げこの勢いをリーグに持ち込みたいアーセナル。一方、アモリム就任後中々形が決まらず、カップ戦含む直帰は2連続ドローときっかけを掴みたいユナイテッド。
試合は前半終了間際、WGガルナチョの持ち運びから得たFKをMFブルーノ・フェルナンデスが壁ギリギリの低くて速い弾道でゴール右に決め、ユナイテッドが先制。
後半に入るとポケットを狙っていたアーセナルは、よりワイドから仕掛ける展開へ。すると74分、右サイドを仕掛けていったRBティンバーのマイナスの折り返しに、MFデクラン・ライスがダイレクトで合わせると、カーブしたボールはGKオナナから逃げるようにして左サイドネットへと吸い込まれアーセナルが同点に追いつく。
その後は、両者決定機を作るも両GKのファインセーブで決まらず。試合は1-1のドロー。ユナイテッドは今シーズン初の連勝ならず。アーセナルは、首位リヴァプールとの差が15に広がった。
CF不足の両チームが抱える課題
両チームともにCF不足が響いている試合内容だった。
ユナイテッドは、ロングボールが使えれば下からのビルドアップも改善されるものの、気が利くザークツィーはロングボールを収めるには少し力が足りず、ロングボールがまだ収まるホイルンドは継続したランが出来ないのと足元に不安が残る。少し物足りない部分が前半と後半の両者のプレーに表れていた。逆にストライカーが改善されれば、デビュー戦で出色の活躍だったヘブン、前後に躍動したマズラウィやダロト辺りがもう少し自由が利く攻撃参加も見られそうだ。
アーセナルは、CFが不足した状態で相変わらずポケットへの進入に拘っていた前半がやはり響いた。中央の怖さがメリーノのヘディングだけな以上、ワイドからの早めのクロスやサイドを崩す動きがないとどうしても相手守備陣の優先がポケットを潰す動きになってしまう。それにも関わらず人数をかけてポケットを取りに行く動きが、ブルーノのFKが上手かったとはいえ、前半のガルナチョへの対応が遅れたファールに繋がってしまった所や、これまで落としてきた試合の失点パターンに繋がっている。後半はワイドな展開と復帰したマルティネッリの動きからチャンスが増えていただけに、今季のペップシティ同様、理想の布陣から戦力が居なくなった時の割り切りと攻撃陣の層は優勝する上で欠かせないピースだろう。