24日、プレミアリーグ第26節大注目の一戦、マンチェスター・シティvsリヴァプールが、シティホーム、エティハドスタジアムで行われた。
冬の大型補強で少し持ち直しつつあるが、FWハーランドの離脱等怪我に泣かされ、チャンピオンズリーグも敗退してしまったシティ。
一方難しい相手の連続だったとはいえ、直近のリーグ戦3試合で1勝2分と疲れが見え始めたリヴァプール。
試合は、中々セットプレーから得点を取れないリヴァプールが14分、左CKから用意してきたグラウンダーのセットアップでFWサラーが決めてアウェーチームが先制。
37分には、RBアレクサンダー・アーノルドの縦のロングボールを裏に抜け出したサラーがカットインから中央で待っているMFソボスライへボールを渡すと、左足で巧みにDFの股を抜いてGKエデルソンの逆を突き追加点。サラーはこの試合も1G1Aの大活躍。
終始シティがボールを支配するも、ファン・ダイク、コナテのCBコンビが終始立ちはだかり得点を取らせない鉄壁の守りで、試合は0-2でリヴァプールが勝利。前日にウエスト・ハムに負けた2位アーセナルとの勝ち点差を暫定で11に伸ばした。
疲れが見えるからこそ、堅実な試合運びを見せたスロット監督
ここ数試合、明らかに中盤の疲労度の濃さが浮き立っていたリヴァプール。その中で14分に先制出来たことはかなり大きかった。これによりシティを引き出しつつカウンターを取る態勢で良くなったこと、またその態勢に素早くチームを取らせたことも大きかった。
前半はカーティス含め多少フィジカルに余裕あるうちは前線からプレスをかけて追加点を狙い、狙い通り追加点を取った後の後半は、今のペースを続けて消耗戦にするのではなく、2点のリードを活かして完全に4-4のブロックを作りゴール前でのリトリートに徹する策を取った。そして、このリトリートの4-4ブロックを軸に、遠藤やツィミカスといった、局面で不利を負っている所の選手を交代して強度を保ち続ける判断をしたスロットの現実を見た戦い方がしっかりと、勝ち点3をもたらした。
一方のシティも冬の補強前の状況に比べて、サイドとポケットの使い方が、ニコが中央から多様なボールを配球出来るので攻撃に以前のスムーズさが生まれつつあるのは良い兆候だ。
しかし、依然として後ろの守備力の低下は見逃せない。先日のレアル戦、この日の2失点目もそうだが人数は揃っているのに、ボールに対して当たる人が居ないまま決められるシーンや、前と後ろのトランジションの差等、まだまだ優勝争いしていた頃のシティのインテンシティとは程遠い。
現実的なリヴァプールと理想を追い求めた先に辿り着かないシティ。今シーズンはここの差が2チームの運命を分けただろう。