プレミアリーグ第27節、マンチェスター・シティvsトッテナム・ホットスパーの試合が、トッテナムホーム、トッテナムホットスパースタジアムで行われた。
この日、シティはFWハーランドが怪我から復帰して先発。マルムシュがトップ下に。
スパーズは、クルゼフスキ、ソン・フンミンがベンチスタート。LWGにオドベール、トップ下にマディソン、GKは復帰したビカーリオの布陣で試合に臨んだ。
試合はシティがボールを保持し、スパーズがカウンターを狙う展開。12分、シティは右サイドから流れるように中央から左サイドへ展開。ボールを受けたLWGのドクが1vs1を仕掛けながら、少し内側にボールをずらすとセンターへグラウンダーのパス。ここに走り込んでいたハーランドがダイレクトで合わせて幸先良くシティが先制する。その後もドクを中心にRWGサヴィーニョの決定機等、シティが追加点を狙っていくもGKビカーリオが立ちはだかる。
後半に入ると、スパーズはソン・フンミン、クルゼフスキ等4枚替えで攻勢を強めるも、ソン・フンミンの決定機以外シティ守備陣を崩しきれず。
試合は0-1でアウェーのマンチェスター・シティが勝利。スパーズは上位陣相手に良い所を見せきれない苦しい課題が残る。
ニコ、マルムシュの加入により息を吹き返した中盤のインテンシティ
冬に加入したニコ・ゴンザレス、マルムシュが試合数をこなしてきて、シティの課題である中盤の強度を少しずつ解決している中、シティの本来やりたい形がまた見えてきた。
中盤のプレスバック強度が上がり、怪我人の影響もあるが、今シーズン目立っていた4バックの守備負担が減り、マルムシュの裏抜けのスピード、ニコ・ゴンザレスのロドリを彷彿とさせるパスの選択肢の多さが、攻撃面では中盤の前へのサポートのスピード感が上がり、相手が守備陣形を整える前にサイドバックのインナーラップするスペースがあるうちに攻撃を仕掛けられてきている。
前半戦の、年齢を重ねたシウバ、デ・ブライネ、ギュンドアンあたりの組み合わせでは出なかったスピード感が、2人がシステムに慣れてきたことで見えるようになってきた。
逆に、スパーズはシーズン途中でハイライン設定を少し下げてからは、全体が間延びになってきた。そのため、限定されると中盤のボールを運ぶ距離が長くなり良い身体の向きで前線にボールが供給しにくく、FWのテルの使いかたもロングボールを収めてほしいのか、落ちてきて中盤と絡んでほしいのかボヤけたまま。
間延びして運動量が増えるためトランジションもシティとの差が明確にあり、結局クルゼフスキ、ソン・フンミンの個人技での打開に頼らざるを得ないシステム上の問題は大きな課題だろう。